ゲート跡が外から見える場所にきてしまう。どうすればよい?
ゲートとは、プラスチック製品の成型時に、樹脂を注入する入れ口のことで、最後には切断されます。これらプラスチック部品が最終製品になったときに、ゲートが外から(エンドユーザーから)見えないところに位置していればいいのですが、見えてしまう場合はゲートが製品の美観を損ないます。また、表面に凸面が出るため、手に触れる感覚としても残ってしまいます。そんな場合の解決法が、2次加工の一つ「ゲートカット」です。
●2次加工でゲート跡をカットできる
「ゲートカット」とは、ゲート跡(切断面からとび出している)をカットすることです。切削加工によって対応可能です。
●外に出ていても問題なし
ゲート跡は最終製品の美観を損なうため、成型加工時にできるだけゲート跡が外部に露出しないよう位置を工夫する必要があります。しかし構造上、どうしても目立つ場所にきてしまうことがあります。2次加工ならそんな場合でも問題なく、美しく仕上げることが可能です。

ゲート部分
ゲートカット 処理前

ゲートカット 処理後
●多軸加工で多数が低コスト
2次加工に関しても、数値制御によるNC加工で幅広い個数に対応可能です。